こんにちは!

FAAJ、理学療法士の高階です。

前回は、スプリント中に肉離れが起きやすいメカニズムについて書いていきました。

その中で、スプリントにおける立脚後期から接地直前にかけての大きな膝伸展は、ハムストリングスの肉離れを発症させるリスクがあると述べていきました。

書籍から

・遊脚後期から接地直前にかけての大きな膝伸展は、それのみでも大腿二頭筋の筋腱長を増加させる要因となりうる。

・股関節屈曲-伸展の可動範囲が小さく、屈曲が遅延することから、股関節運動でストライドを広げることができず、膝関節伸展でストライドを広げている。

・対側股関節伸展の減少に伴い、対側の立脚後期と対応する患側の遊脚後期で骨盤前傾が増加し、このことも大腿二頭筋の筋腱長を増加させる要因になっていると考えられる。

・股関節機能不全を危険因子として有する可能性がある。

参考書籍

福林 徹、金岡 恒治、蒲田 和芳2015『下肢のスポーツ疾患治療の科学的基礎:筋・腱・骨・骨膜』有限会社ナップ

書籍のケースでは、本来股関節で戦略を取るべき場面で条件が揃っておらず、膝関節で戦略を取ってしまう頻度が多くなった結果、肉離れに至ったことが書かれています。

しかし、全てこういったケースの選手ばかりではないと思います。

もちろん、書籍で書かれているケースも受傷に至るケースではありますが、私が出会ったハムストリングスの肉離れを起こした選手は、股関節も十分な柔軟性がある選手でした。

ケガしている部位は同じであれ、その選手ごとに身体的な特徴は違うので、受傷起点も違って当たり前だと思います。

でも、サッカーをする前にケガに至らない身体的な条件は揃えておく必要性はあります。

次回も肉離れについて書いていきたいと思います。

今日もさいごまで読んで頂いてありがとうございました。

 

 

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Back to top