サッカーの練習やっていて『自分が上手くなっている!?』っ実感ありますか?
『試合に出れる』『試合で活躍する』
試合にでれないと『上手くなっている』は実感できないんでしょうか?
いやっ!
そもそも『試合に出る』『活躍する』というのは・・・
『自分が上手くなっている!』ということと『直接関係するのか?』が怪しいところでもありますよね(この話はいつの日か)。
サッカーの技術って?定義は?
私がサッカーチームを指導する場合、競技すなわちスポーツとしてサッカーをしているチームと関わることが多いため、技術の定義を『スポーツ技術の定義』という視点で考えています。
スポーツ技術の定義
1)サッカーで行わる運動の理想的なモデル。理想的なモデルには、過去の研究や科学的知識、実践経験に基づき、何かしらの手法により記述することが可能なこと
2)習得しようとしている理想的な運動を実現するためのやり方、解決法
理想的な運動を習得するについてを考える
サッカーの技術は、時代の変化とともに変わっています。
なぜなら、目的である『勝利』にたいしての『手段』がどんどん変わってきているからです。昔から『戦術』はあったかもしれないけど、ルールも少しづつ変わり、テクノロジーも進化してきた中で、求めらることも変わってきています。
テクノロジーが進化したんだから、それを有効活用してみよう
ゲーム分析アプリである『SPLYZA Teams』をゲーム分析ではなくて、技術練習の分析で使用してみよう!
https://products.splyza.com/teams/guide/
そんな試みを指導しているユースチームで試みてみました。
対面のパス&コントロールを数値化してみる
10mと15mの間のパス&コントロールを、どんどん時間変化とともに発展させていきながら実施しました。
細かい実施時の基準なんかについては 『興味がある!』というお声をたくさんいただければ何かしらの形で表に出したいと思います(フランスのINFでやっているドリルをベースにしてみました)。
SPLYZA Teamsでタグ付けすると『集計』までめちゃくちゃ簡単!
過去に動画見ながら回数カウントしてエクセルにうつしてみてということもやりましたが・・・
こんな感じでサクッと出せます
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パス評価『繋がった』について『選手』と考える
私:「こないだの集計出したけど、自分たちではどのくらい成功していた?」
選手:「80%くらいですか?」
私:「う〜ん、まあそんなもんかな〜。ちなみにCLの試合時のチームのパス成功率ってどんくらいやと思う?」
選手たち:「60%」「75%」「そんな低いか?90%?」
私:「まあ試合にもよるけど、少なくと80%は超えてくるな。個人でいうと95%超える選手もいてる」
選手たち「マジっすか〜やばいな〜」
私:「もう一回、こないだの対面ドリルの君たちの動画見てほしいんやけど、ゲームとして考えた場合、このコントロールからのパスって繋がるレベル?」
選手:「繋がらないですね」
私:「そうやねん!だからちょっとゲーム目線でも分析してみて集計出してみたんがコレやねん」
選手たち:「低いですね!あの時、終わってからも何でテンポが上がらないかの説明してもらったけど、その通りですね」
私:「となれば、普段からどうすればいいかみえてきた?」
選手:「はいっ!」
練習内容を定量化することでコミニケーションが増える
この後、自主練でも外から見ていても意識が変化したのがあきらかでした。
『SPLYZA Teams』を上手く活用することで選手たちの『心的特性(集中力や動機付け)』に変化が現れました!
もう少し色々と使って面白いこともできそうですし、データを取り溜めていくことで、日々の練習内容の進捗状況なども可視化できるのではないかと考えます。